●速読に最も必要な五感の能力とは?

あなたは、
人間が持っている五感のうち
もっとも速読に関係のある器官はどこか
分かりますか?

それは、
もちろん”視覚”です。

本を読むときには、
目で見て読みますから
一番重要なのは、
もちろん視覚になります。

ですから、
あなたの目を鍛えることが
あなたの読書スピードを上げる
一番の方法になります。

しかしながら、
とても残念なことに、

ほとんどの人が、
目を鍛えるということを
したことが無いばかりか、
考えたことさえありません。

かくいう私も速読を学ぶ前は、
目を鍛えることを、
考えたことすらありませんでした。

意外と知られていませんが、
目の裏には、
6つの筋肉があります。

専門的な名前は
どうでもいいのですが、

上直筋、下直筋、外直筋、
内直筋、上斜筋、下斜筋という
6つの眼筋と呼ばれる筋肉が
眼球の周りについていて、
あなたの目を動かしているのです。

この6つの眼筋を
鍛えていくことで、
あなたの目の能力を
向上させていきます。

ただ、目を鍛えるというと
何かとても大変そうな
イメージを持つかもしれません。

でも、実はそんなに
大変なものではありません。

まずは、最低、
1日1回30秒でいいので、
目を意識的に動かすという
訓練をするだけです。

たとえば、
目のトレーニングの一つに

目を上下に早く動かす
トレーニングがあります。

これを1回30秒。

ちょっとした隙間時間に
行ってみてください。

また、縦だけではなく、
左右に眼球を動かすと
目が全体的にほぐれてきて
より効果的です。

実は・・・

目を鍛えていくと
脳も鍛えられるのです。

速読では、
脳がどれだけ活性化しているかも
重要になってくるのですが、

この目のトレーニングは
脳を鍛えるという意味でも
大きな意味を持ちます。

なぜなら、
人間は情報の約80%を
視覚から取り入れているからです。

他の動物の場合、
聴覚や嗅覚という感覚器官が
第一だったりしますが、
人間の場合は圧倒的に視覚です。

あなたも
万が一、目が見えなくなったとしたら
どれほどの恐怖を感じますか?

それほど、
人間は視覚に頼って生きている
動物だと言えます。

そして、人間の五感は
神経系を通じて
人間の脳に直接、情報を送っています。

その中でも、
特に視覚からの情報は、
人間の脳に大きな影響を与えているのです。

例えば、綺麗な女性を見たときに
興奮したりするのも
視覚からの情報が
脳に刺激を与えているからです。

眼筋を鍛えて、
視覚からの情報量が増えてくると
脳も刺激を受けて、
脳力も活性化されてきます。

ですから、
速読の基本はまず、
眼を鍛えていくことから始まるのです。

今日はここまでにしておきます。

日本脳力開発協会
速読&脳トレ講師
中野究より

感謝をこめて。