●速読トレーニングの鉄則

ここ2日間にかけて、
速読の基礎となる以下の
トレーニング方法をお伝えしてきました。

1.目を鍛えて、目から入ってくる
  情報量を増やす

2.目から入ってきた大量の情報を、
  脳で素早く処理する

今日は、
これらの速読トレーニングを行う時に
気をつけるべき鉄則をお話します。

速読トレーニングを始めて、
まだ間もない生徒の方から、
よくこんな質問を受けます。

「中野先生、眼のトレーニングや
脳の処理速度を上げるトレーニングを
やってみました。ただ、途中で疲れてくるのですが、
トレーニングは途中で止めてもいいのでしょうか?」

この質問に対して、
まず、私がお伝えしたいことは、

多くの方は、今まで
目を鍛えることをしたことがなければ、
意識したことさえないという事実です。

ですので、最初は、
眼を意識的に少し動かしただけでも
疲れてしまう方が多いです。

でも、たとえすぐ疲れたとしても、
心配しないで下さい。

人は、普段やっていないことをすると、
最初は疲れるものですが、

それが当たり前になると、
今度は、疲れにくい目を
手に入れることができるようになりますよ!

1日最低30秒でもいいので、
続けてみてくださいね。

次に、あなたにお伝えしたいことは、

日本人には真面目な方が多く、
いきなり、トレーニングを
張り切りすぎてしまう傾向があることです。

かくいう私もそうだったのですが・・・(汗)。

トレーニングで疲れるということは、
「頑張り過ぎだ!」と、
あなたの脳や眼が教えてくれている、
ということです。

でも、そういったあなたの脳や眼の
貴重なサインを無視してやり続ける、
という事・・・ 

よくありませんか?

●ここで、あなたに、1つだけ
守っていただきたい鉄則があります。

眼のトレーニングや
脳のトレーニングは、
疲れてきたら、
すぐに止めてください。

疲れた状態でムリに
トレーニングを行っても
良い成果が得られないからです。

眼や脳が疲れた状態にも関わらず
トレーニングを行い続けることは、

筋肉が疲れすぎて筋肉痛になっていて、
悲鳴を上げているのに、
さらに筋トレをし続けることに似ています。

筋トレは、適度に負荷をかけると、
超回復が起こって、効果的なのですが、
やり過ぎは逆効果です。

速読トレーニングも同様で、
やり過ぎは逆効果なのです。

私たちが教えている速読法は

「努力しない」
「まじめにやらない」
「集中しない」

をモットーにしています。

ふざけてるのか!と
言われそうですが、
本気の本気です。

なぜなら、
脳が一番、力を発揮できるのが、
上記の3つの状態だからです。

リラックスした状態が
もっとも脳が活性化する状態です。

ですから、
速読のトレーニングも気軽な気分で
リラックスを意識して、
トレーニングしてみて下さいね。

それでは、また。

日本脳力開発協会
速読&脳トレ講師
中野究より

感謝をこめて。