●一般人と東大生は速読力が元から違うのか?

多くの人が
感じていると思いますが、

文章や本を読むスピードは
人によって、ばらつきがあります。

そして、特に学歴に
顕著に反映されています。

簡単に言うと、
今の段階の世界(特に日本)では、

高学歴な人ほど、
平均すると、読書スピードが
速いということがわかっているのです。

この事実を聞いて、

今まで日本では、
そもそも文章を読む能力を
高めたり鍛えたり、
ということをしてこなかったために、

ひょっとすると、
ショックを受けた人も、
いるかもしれません。

実は、かくいう私も最初にこの話を、

川村明宏先生から聞かされたときは、
とても驚きました。

まさか、学力の違いとして、
読書スピードの違いが
主要因になっているとは思いも
よらなかったからです。

私は高校の時、
受験養成学校とも呼べる
バリバリの進学校に通い、

過酷な受験勉強を
毎日毎日やってきましたが、

読書スピードを
上げていきましょう。

といったことは、
どの先生からも
教わったことがありませんでした。

ひたすら勉強量と
努力ばかりを教えられてきて、
言われた通り一生懸命やってきました・・・

あの青春の日々を返せと、
今は言いたいです・・・

そんなことはさておき、

川村明宏先生の研究によれば、

日本人の平均の読書速度と、
高校生の平均の読書速度は、
分速500字~600字程度ということが
分かっています。

一方、東大、京大、早稲田、慶応などの
超難関大学の合格者の読書スピードは
分速1500字~2000字程度になります。

(実際に合格者を何百人も測って
 分かった数値です。)

つまり、単純に3倍程度も、
普通の高校生と難関大学合格者の
読書スピードは違うのです。

これでは、そもそも学習の効率に
差が出ても仕方ありません。

3倍も読むスピードが違えば、
学校の試験の点数が違って当たり前です。

しかし、

日本のほぼ全ての学校の先生は
この事実を知りません。

私の高校でも、この事実を
知っている先生、
もしくは教えている先生は、
皆無でした。

つまり、学力の差が、
読書スピードの差ということを
知らずに、
生徒を一生懸命
受験に合格させようと
教えているのです。

そして、単に、
あの子は模擬試験の
点数が良いから優秀だ。

あの子は試験の点数が悪いから、
頭が悪い、

などと生徒を判断しているのです。

はっきりいって、
馬鹿げています。

日本の学校教育では、
いまだに、江戸時代の
寺子屋と同じように教えています。

単純に読み書きを
何度も繰り返すという学習法です。

ただ、現代は脳の構造も
かなり解明されてきました。

どうすれば脳が一番効率
よく学習を進めることができるのか?

その仕組みも分かってきています。

さらに、脳自体をどうすれば
良くすることができるのかも分かってきています。

速読のトレーニングは、
まさに最新の脳科学に基づいた
脳の活性化トレーニングでもあるわけです。

頭の善し悪しを決めている原因が
なんなのか分からないまま
教えている現代の学校教育には
どうしても限界があるのです。

そして、どうすれば頭を良くして、
読書スピードを速くするのかも知らないまま、
いたずらに勉強させているのです。

ですから、読書スピードが
遅い子は一生、誰にも指摘されることなく、

本を読むのが遅いまま、
そして試験の点数が悪くて、

この子は頭が悪いと、
レッテルを貼られたまま
過ごしてしまうのです。

試験勉強において、
文章や本を読むスピードは、
とても大切です。

合格の成否を分けていると
言っても過言ではないでしょう。

また、当日の試験を解く上でも、
読書スピードは大きな影響を与えてきます。

なぜなら、現代の試験問題は、
たとえ難関大学の試験といえども、

難易度は中の上くらいにおさえて、
代わりに問題の量を多くしているのが
主流になっているからです。

この理由は、問題をいたずらに難しくして、
マニアックな人を合格させるよりも、

一定の難易度の問題を
大量に処理できる人を合格させるためです。

大量の問題を、
短時間の間に処理できる人が、
すなわち頭の良い人だと
判断されているのです。

ですから、難関の試験になればなるほど、
問題の数が増えてきます。

それを短時間で
処理できるかどうかが
合否の分かれ目になるのです。

この点においても、
速読の能力がとても役立つのです。

速読ができれば、
試験中に問題を読む時間を5分の1、
あるには10分の1にも短縮することができます。

たとえば60分の試験で
文章を読むのに30分かかっていたとしたら、

速読を使えば3分~6分で
問題を読むことができるようになるのです。

そして、残りの時間を、
すべて問題を解く、
つまり考えることに集中して、
使えるのです。

これだけ考える時間に差が出れば、
おのずからテストの点数にも
差が出てきます。

ですから、
東大などの超難関大学に合格する人は、
自然に速読力を身につけているのです。

身につけないと試験に合格できないために、
速く読むクセがついているのです。

ただ、ここで1つ
お伝えしておきたいことがあります。

速読を少しでもトレーニングしてしまえば、

東大生の速読のスピードは、
ほんの入門レベルのスピードなのです。

日脳速読で学ぶ速読は、

東大生平均程度の速読力であれば、
誰でも、すぐに身につけていただきます。

正直、速読の世界で、
東大生レベルの分速1,500字とか
2,000字というレベルは、
かなり低いレベルです。

速読を普通にトレーニングしていけば、
分速2,500字を超えて、
分速5,000字や10,000字といった

超高速の世界も
体験することができるようになります。

せっかくなので、
この記事を読んでいるあなたも、

東大生以上の
速読力を身につけてみませんか?

それでは、今日はここまでにします。

最後までお読みいただき
ありがとうございました。

日本脳力開発協会
速読&脳トレ講師
中野究より

感謝をこめて。