●速読を習得できる人とできない人の違いとは?

速読を教えていますと、

同じくらいの時間をかけて、
トレーニングしているにも関わらず、

すぐに速読を習得できてしまう人と、
なかなか速読を習得できない人が
いることに気がつきます。

なぜ、同じ内容を学習していて、
同じ時間をかけ、
そして同じトレーニングをしているのに、
そんな違いが生まれるのでしょうか?

私が気がついた事は、
(正直驚いたのですが・・・)

習得できる人と
習得できない人の間には、

能力的な相関関係は、
見つけられなかったことです。

代わりに、一つの
違いを発見しました。

それは、

「素直さ」

です。

読書スピードを
着実にアップさせる人は、

「素直」な人が多いのです。

講師として指導していると、
分かるのですが、

私たち講師の言ったことを
素直に実行する人と、

始めから疑ってかかって、
自己流で始める人がいます。

私たち講師が教えたことを、
そのまま実行してくれれば読書スピードが上がるのに、

なまじっか自分流のやり方で、
やってしまい、なかなか
読書スピードが上がらないのです。

私たちが教えている方法は、
30年以上に渡り、
川村明宏先生が研究されてきた方法です。

30年の研究成果が出ているものを、
速読を学んですぐの人が、
いきなりそのやり方を破って、
自分が考えた違ったやり方で
トレーニングをしてしまう。

自分自身に
自信があることは素晴らしいのですが・・・

それとも、ひねくれてしまっているのか、
わかりませんが(汗)、

速読は、初心者の方が、
いきなり自己流でやっても、
残念ながら、ほとんど結果は出ません。

(まあ、このことは速読に
限らないとも思うのですが・・・)

ですので、この素直に学んだことを、
そのまま実践するというのは、

速読を身につける上では、
とても大事な能力の一つになるのです。