●舌のテスト

1979年、乳幼児心理学の世界を驚かせた

「舌のテスト」というものがあります。

この「舌のテスト」では、

生後わずか42分の新生児に、

自分の舌を突き出してみせたところ、

その新生児は、なんと

自分の舌を突き出してみせたのです。

これは模倣行動とみなされ、

その後、別の新生児たちでも実験したところ、

模範行動は確実に測定さていきました。

この模範行動の観測を受けて、

ある脳科学者は、

自分の息子で実験をしてみたそうです。

結果、生後30分の自分の息子と、

模倣による会話が成立したそうです。

そして生後1週間もすると、

二人の模倣の対話は、

しっかり定着していきました。

この結果からわかる通り、

人が模倣行動するのは、

純粋に環境に適応しようとする

ためだと言われています。

人間が模範行動をする理由の一つとして、

人間は原始以来、

狩りなど協力する場面が多く、

同じような行動をしないと

生きていけないからという説もあります。

今回は「舌のテスト」の例を基に、

人間の模範行動を解説していきました。

たまに、猿マネはだめだ。

オリジナリティが大事だ。

といった風潮が出てきますが、

人間の本能的なメカニズムを

調べていくと、模範行為イコール

良くないこと。悪いこと、

と捉えるのは、早計かもしれません。

あなたはどう思いますか?

それでは、また。

感謝をこめて。

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