●子供が見ている世界

人はややもすると、

自分の観点でしか「物事」を

捉えられないことがよくあります。

そして、人によって違った

観点があることを忘れがちになります。

こちら の写真をご覧ください。

この写真は、

スペインのある街の広告です。

虐待されている子供たちが、

すこしでも助かればという思いで

スペインの児童保護団体ANAR
(Aid to Children and Adolescents at Risk Foundation)

が作った広告です。

この広告が素晴らしいのは、

子供の目と大人の目で、

それぞれ別のメッセージが

見えるようになっているところです。

大人がパッと目に映るのは、

「児童虐待は、時にそれを受け
 苦しんでいる子供の目にしか映らないことがある」

というメッセージ。

一方、子供がパッと目にするのは

「もし誰かに傷つけられていたら、
 すぐに電話して、助けにいくよ」

というメッセージと共に

団体の電話番号が。

1つの広告なのですが、

大人と子供ではちがうメッセージが

見えるようになっています。

このしかけの秘密は

写真を見てたらわかると思います。

そうです。

広告の見る時の

「目の高さ」にあります。

よく、絵本やカード等で

角度によって

絵の変わるものってありますよね。

最近ですと、

カーナビでも運転者と助手席の人が

違う画面になるように、

この方法が使われています。

今回ご紹介した広告では、

約135センチメートルを境に

大人用メッセージと子供用メッセージが

見えるという仕組みになっています。

もし虐待をしている大人が

横にいたとしても

「子供を助けられるようにしたい」

そんな思いがこの広告に込められています。

子供の目線で見ないとわからないこと。

こういった視点を持つ大人が

たくさんいたら、

子供たちをもっと理解することができ、

虐待なんて世の中から

なくかもしれませんね。

子供の視点にたって、

ちょっと膝を折って

子供と話しをすると

眺めが変わりますよ。

お試しください。

それでは、また。

感謝をこめて。

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