●速読で圧倒的な読書スピードを手に入れるには?

ここ2日間にかけて、
速読の基礎となる以下の
トレーニング方法をお伝えしてきました。

1.目を鍛えて、目から入ってくる
  情報量を増やす

2.目から入ってきた大量の情報を、
  脳で素早く処理する

上記の速読トレーニングを続けていくと、
必ずあなたの能力は伸びていきます。

ただ、
この1,2のトレーニングだけですと、
あなたの読書スピードの伸びには、
必ず限界がきます。

どんなに眼と脳を鍛えても、
どんな方でも例外なく
伸び悩んでしまうのです。

※伸び悩むといっても、
最高で、日本人の平均読書スピードの
5倍ほどの速さで
読めるようにはなりますが・・・

なぜ、
このような現象が
起こってしまうのでしょうか?

これは川村明宏先生の
30年以上に渡る研究結果により
導き出されています。

それは、
「音読の壁」

と呼ばれるものです。

あなたが読んでいる本の読み方は
音読(もしくは黙読)
と呼ばれる読み方です。

あなたは、
小学生低学年のころ、

「本は声に出して読みなさい」

と言われてきたと思います。

私も小学生のころは
毎日、本読みの宿題があって
声に出して本を読んでいました。

そして、この
本を声に出して読む習慣は、
実は、大人になっても
続いているのです。

大人になると、
実際に声に出して読むことは
ほとんどありません。

ただ、心の中で声を出して、
本を読む習慣が続いています。

いわゆる【黙読】という読み方です。

実際に、多くの方が、
文章を心の声に
出して読んでいるのです。

ためしに黙読で読んでいるときに、
あなたの喉に手を当ててみてください。

声が出ていなくても、本を読んでいる時、
声帯が震えているのが分かると思います。

これが
【音読(黙読)】
と呼ばれる読み方になります。

そして、

この【音読(黙読)】の習慣が、
あなたの読書スピードを上げる
大きな壁となっているのです。

なぜなら、
頭の中で声に出して読んでいると、
どんなに速く読んでも、
話せる速さでしか
読むことができないからです。

人は、声帯の構造上、
残念ながら1文字ずつしか発声できません。

1度に複数の単語を、
発声できませんよね?

そういった訳で、たとえ
どんなに早口でしゃべっても
そのスピードには限界があるのです。

なので、

・もっと、速読力を身につけたい。

・速読をビジネスや仕事で活かして、
ビジネス力を高めたい。

・難関資格試験や難関大学に合格したい。

特に、こういったニーズがある方は、
読書の読み方の習慣を変えて、
速読をマスターする必要があります。

それでは、
音読を止めて、
どのように読めばいいのか?

それは、

「視読」

という読み方を身につければいいのです。

「視読」とは、その名のとおり、
眼で見て読む読み方です。

文章を眼で【10文字以上の固まり】で捉えて、
音声に変換せずに、
そのまま脳で理解していく読み方です。

この視読をマスターすると
あなたの読書スピードは、
圧倒的に速くなります。

頭の中で声を出さずに読む。

・文章を眼で見て、
10文字以上のかたまりで捉える。

(視読の能力が上がれば上がるほど、
一度にとらえられる文字数が増えていきます)

この2つを意識して、
読んでみてください。

速読に限らず、
人が習慣を変えるには、
ある程度の根気が入りますが、

せっかくの機会ですから、
【視読】にチャレンジしてみくださいね。

また、視読に関しては、
詳しい解説を
していきたいと思っています。

それでは、また。

日本脳力開発協会
速読&脳トレ講師
中野究より

感謝をこめて。