【脳トレ】知識だけを増やしても意味が無い
「知識だけを増やしても、
ほとんど何の意味も効果もありません」
どういうことかと言いますと、
知識だけをひたすら得ようとしても、
あなたの脳が、
その知識を自動的に
重要かどうか判断するのは、
全く別の話だからです。
つまり、あなたの脳は、
その得た知識が重要でないと判断した瞬間、
「あ、これは自分にとって
重要ではないから忘れてしまおう!」
という忘れる能力が発動するということです。
なので、ひたすら知識や見聞を
ひろめていこうとする人は多いのですが、
その知識を何のために活かすかを
考えていないと、脳の忘却作用により、
せっかくインプットした知識が台無しになります。
では、どうすればいいのでしょうか?
それは、
「なぜ、その知識を得たいのか」。
その目的を明確にすることです。
具体的な例を上げた方がわかりやすいので、
今回は、「脳トレ」を例に解説していきます。
1,2年前は今よりも大ブームでしたが、
今でも脳トレはブームになっています。
では、なぜ、
脳トレをすると良いのでしょうか?
資格試験に合格したいからですか?
受験に合格したいからでしょうか?
仕事力をアップしたいからでしょうか?
何かのスキルを身につけたいからでしょうか?
ただただ、漠然と不安を感じて脳トレをしたり、
ただただ、漠然と脳に良さそうだから・・・
という理由だけでトレーニングをしても、
残念ながら、
トレーニングの効果は薄いです。
もし脳トレを実践するのであれば、
トレーニングをする前に、
目的を明確にしましょう。
そうすると、学習効果が
飛躍的に高まるからです。
なぜなら、
「脳は、自動的に目的に向かって
まっしぐらに自動的に働く作用」と、
「脳は、重要だと判断したことを、
いつまでも覚えていよう」
とする能力があるからです。
脳トレで脳を鍛えた後、
「どうなりたいのでしょうか?」
「具体的にどう生活に活かしていきたいのでしょうか?」
そういった事を鮮明にイメージして、
取り組んでいきましょう。
今回は脳トレを例に出して解説しましたが、
脳トレに限らず、学習する際、
何か知識やをスキルをインプットしようとする際は、
すべて「目的を明確にすること」
がとても大切になります。
以上、
日本脳力開発協会
脳トレ講師
中野究より
感謝をこめて。