【速読の学校】速読 イコール 飛ばし読み?
速読講師として活動してきて
いまだに感じるのが、
速読のことを
飛ばし読み
だと思っている人が、
まだかなりの数いるという事実です。
また、いまだに、
速読講師を名乗っている人や、
速読本の著者の中にも、
「速読とは飛ばし読みのことである」と
堂々と、言っている
残念な人も中にはいます(苦笑)。
正直、そんな方の本を読むと、
ガックリ来てしまいます。
速読のことを正しく 知らずに、
飛ばし読みを速読だと言っている人を見ると、
本当に残念でなりません。
とはいえ、誤解して欲しくないのは、
私は飛ばし読みを
否定している訳ではありません。
ただ、速読と飛ばし読みは
違いますよ、と言いたいだけです。
飛ばし読みとは、文字通り、
飛ばしながら文章を読む読書法です。
本の見出しやキーワードだけを
拾い読みしていく読書法です。
飛ばしながら読んでいきますので、
当然、普通に読むよりも速く読むことが
できます。
この飛ばし読みのメリットとしては、
構成がしっかりしている文章であれば、
ある程度速く読めるようになることです。
特に論文形式の文章を読む際には
有効です。
文の構成がしっかりしていますので、
段落の冒頭部分だけを
飛ばし読みしても、
なんとなく意味が分かるからです。
ただ、この飛ばし読みでは、
文の構成がしっかりしていない
小説などの本を速く読むことはできません。
また、
論文形式の文章であったとしても、
どうしても情報の読み漏れが
発生し てしまいます。
しっかりと内容を
理解しなければいけない文章の場合は、
飛ばし読みで読める
方法と理解度に限界が出てしまうのです。
ですから、飛ばし読みは
読書スタイルの
一つの方法としては有効ですが、
飛ばし読みと速読とは、
全く違う概念なのです。
それでは、私たち、日本脳力開発協会が
教えている”日脳速読”とは、
どのような速読なのでしょうか?
速読とは、一言一句、
一文字ずつ読んで、なおかつ通常の
5倍、10倍のスピードで
読む読書法のことを言います。
基本的に文章の読み飛ばしは、
一切ありません。
文章を一言一句しっかりと読んでいきます。
しっかりと読みながらも、
なおかつ理解しながら速く読んでいきます。
これが日脳速読です。
ですので、
情報の読み落としは一切ありません。
一言一句読んでいきますから、
内容もしっかりと理解できます。
本物の速読というのは、
単純に、今までのあなたの読み方でも、
読書スピードを特に意識していなくても、
いつのまにか、
「あれ?読むスピードが上がっている」
状態のことを言うのです。
速く読むために理解度を落としていては、
それは、速読ではないのです。
単純に読むスピードをアップさせる。
これが速読だということを、
理解しておいてください。
速く読んだのに、内容が理解できていない・・・
って、そんな能力は役に立たないと思いませんか?
それでは、また。
日本脳力開発協会
速読&脳トレ講師
中野究より
感謝をこめて。