2022年は厳しい試練の年となるでしょう【資産形成】

今回の記事では、今年のリスク市場の
1年予測をしてみようと思います。

先月の1月。全体的に
リスク資産が暴落しましたよね?

※参考:直近の短期レポート(ニッセイアセットマネジメント株式会社)

不安な気持ちになっている方々も
少々いらっしゃるのでは?
とも思いましたので、

2022年の今年の展望を
してみたいと思います。

ーーーーーーーーーーーーーーーー
※注意※ とはいえ、大前提として、
私は、短期の市場に左右されない
何十年という長期視点での
資産形成を実践し続けていきますので、

こういった1年の短期目線に
それほど関心がある訳ではありません。

なので、これからの解説は
そんな1個人の予想といった
気軽な形でお読みください。

投機や投資は、あくまでも自己責任、
自己判断、自己管理でお願いします。
ーーーーーーーーーーーーーーーー

結論からお伝えしますと、

先月の1月だけでなく、

2022年を通して、
リスク資産は全体的に、

「厳しい試練の年となる。」
と予想しています。

つまり、月ごとに
価格は上下をしながらも、

・株式(日本も世界も)
・株式に連動した投資信託
・仮想通貨(暗号資産)

は、2022年を通してみると
全体的に価格が下がる可能性が高い。
と見ています。

なので、私は実践していませんが、

もし短期的な1年、2年の
目安で何らかのリスク資産を

「安く買って(すでに買っていて)、
高く売って稼ぎたい」という

投機家(ギャンブラー)にとっては、
試練の1年になると予想しています。

※一貫して投機はお勧めできません。
なぜなら投機は95%の方が負けるので。

ですから、今年1年を通して

「あ~。価格が下がってしまった。
損をしてしまった・・・どうしよう。」

と、もし1年後にダメージを受けたり、

「この1年。下がるのかな。不安だ。」

と、もし今から感じている方は・・・

厳しくお伝えしますと、まだまだ

「正しい資産形成の思考法」

が、身についていません。

もし今の市場動向に
感情が左右されてしまうのであれば、

「その思考」は、短期目線であり、
投機・ギャンブラーそのものです。

そして、ひょっとすると、

資産ポートフォリオも
リスク資産に偏り過ぎの可能性が
高いのでは?と思われます。

さて、それではリスク資産が

「2022年。今年は
厳しい試練の年となる。」

と、なぜ予想したのかを解説します。

※慣れていない方には
多少、難しい解説も入ります。

難しいと感じる方は、
以下、斜め読みで良いかと^^。

■予想理由1:アメリカの物価が高騰していて、アメリカ国内で今年、金利を引き上げる可能性が高いから。

〈参考〉現在のアメリカの消費者物価指数(CPI)

アメリカでは、物価が7%を
超えているというのは
かなりのインフレですよね?

よって金利を上げることで
物価上昇を抑えようとするでしょう。

〈参考〉アメリカ、超金融緩和の転換点(図解・テーパリング)

→ テーパリングを始めて、金利が上がると、「リスク資産の価格は下がっていく」傾向があります。投資家がリスク資産から、より安定している債券や現金に資産を移しやすいので。

■予想理由2:ここ2年のリスク市場の価格が、そもそも上がり過ぎ。価格調整が来るのが今年と予想。

新型コロナウイルスの感染拡大で、

ここ2年。世界中、各国で
法定通貨を大量に発行しました。

結果、その大量の通貨の1部が
リスク市場にどどどっと流れ込み、

ここ2年で価格が高騰しました。

という背景があります。

〈参考〉ダウ平均株価の推移(月次・年次グラフそれぞれで、ここ2年の価格推移をご参照ください)

〈参考〉S&P500(2番目の長期チャートで、ここ2年の価格推移をご参照ください)

〈参考〉日経平均株価の長期推移で、ここ2年の価格推移をご参照ください

つまり、今のリスク市場の価格が

「その企業の本来の価値に比べて
本当はどうなのか?」

が、問われる1年となるでしょう。

予想理由1でもお伝えした、

アメリカ発のテーパリングと
金利上昇が引き起こることで、

世界全体の市場が、

「ふと、今よりも冷静になる
時期が来るのではないか」

その時、ここ2年で上がり過ぎた
価格が調整する時期が
ここから本格的に来るのではないか?

と、考えています。

■予想理由3:仮想通貨(暗号資産)市場では、世界的な規制が始まる。

昨年、イノベーター層(新しい流行に敏感な人たち)で、仮想通貨市場の中の、

・NFTが大ブームとなりました。

(※NFTを知らない人はググって調べてみてください。)

私は、5年後~。
NFTが世界中に
浸透することは疑っていません。

ただ、まだ早い・・・

技術的にまだまだバグが多いですし、
ハッキング事件も起きていますし、

どうしようもないものも
NFTで乱発されて、

それが一部高騰してと、
わけわからないバブル状態です。

というわけで、私は今の
NFTには一切投資をしていません。

リスクが高過ぎますので・・・

2017年にICOがブームになり、

投資詐欺事件や
ハッキング事件が多発し、

各国政府が大規模な規制をしたことで、

2018年。仮想通貨市場が大暴落。

状況がその時と非常に似ています。

ICOブームがNFTブームに置き換わった
と見ると、わかりやすい状況です。

昨年2021年はNFTブームもあって
仮想通貨市場は高騰しましたが、

今年は、NFTへの規制を中心とした
規制ラッシュによって、
「短期的に」価格が下落する。
と、わかりやすく予想できます。

※本来、「規制」って
悪いものでもないんですけどね。

ルールが整備されることで、

法律が整って事業が
継続しやすくなったり、
しっかりした企業が参入したり、
紛い物が減ったり、
一般の方々も購入しやすくなったり、
投資詐欺が減ったり、

と、長期的なメリットも大きいので。

ただ・・・

→ 「大規模な規制」は、
短期的な暴落につながりやすいのです。

そして・・・

株式市場や仮想通貨のリスク市場は
まだまだ連動していて、

独立した価格変動はしていません。

全体的に一方の市場が下がると、
もう一方の市場も下がりやすくなるので
注意が必要です。

以上、「2022年。今年は
厳しい試練の年となる。」

と予想した3つの理由を
解説しました。

あくまでも1個人の予想として、
参考程度にとどめてくださいね(笑)。

4つ目の理由としては
世界情勢もあります。

・ロシア、ウクライナ問題
・中国、台湾問題

これらが今後どうなるかで
世界情勢はガラッと変わるでしょう。

政治や世界情勢を予想するのは
すごくナイーブなお話なので、

ブログ記事で解説するのは
差し控えさせていただきます(汗)。

平和な1年になるといいなと、
心から願っています。

以上、2022年の展望を
お伝えしてみました。

特に、リスク市場へ
投機をされている方は
お気をつけくださいませ。

それでは、また。

感謝をこめて。

大切な人たちを富裕層へ導く
資産形成マスター

中野究